2010年9月27日月曜日
予定調和
運命なのか予定調和なのかなんだかしらないけれど、偶然が重なるとしか思えないことはたくさんあって、
木村友紀展で買ってきた彼女の大和プレスでの展示の図録を読んでいたらなんと青木淳のレビューが。清水穣の文章が載っていたこととか、それのはじまりがロランバルトだったので買ったんだけど、青木淳、、、気づかんかった。
しかもすごいのが、その内容がえんえんと伏線についての話だったってこと。そして始まりはバックトゥーザフューチャーなんだよ。85年なの。やばいやばい。
そういえば今日、バイト先の私の好きな先輩も85年生まれってことがわかって、もう、ある意味呪われてるなあ。
元に戻すと、伏線って、バックトゥーザフューチャーの中ではかなり重要な要素なんだけど 伏線=本筋ではないってこと。
もちろん伏線の上手、下手で、フィクションのおもしろさって決まっちゃうんだと思うんだけど、(それが浦沢直樹が駄目で、岩明均が凄い理由、ヌーヴェルヴァーグはだからこそ完全なフィクションたりえない)
本筋を語っていく上で、回り道のように、あるいはショートカットのようにしてつないでいくのが伏線、なんだけど木村友紀はそれを作品の主題ともとれるような位置で扱っている。それは青木淳が建築においてオプションにされがちな表面の問題、表層的ななにかについてずっと考えてるのともつながっていくのかもしれない。
そういう寄り道的な何かが重要な主題として扱われているのは大変に興味深いと思います。 以上、起きちゃったので朝方に考えたこと。
2010年9月11日土曜日
2010年9月7日火曜日
battleship
昨日から短期講座で久しぶりの学校。
はじめてのエイゼンシュテインが凄すぎて凄い。85年前とか時代とかもうどうでもいい。
見るまで”当時としては”革新的、なのかなあと思っていたけど、今でもすごい。すごすぎる。完全に圧倒されました。
先生はストーリーは陳腐だし、感情移入の余地もないので無視して下さいと言っていたけれど、それじゃエイゼンシュテインの意図は伝わらないんじゃないかなあ。
エイゼンシュテインの本は全く読んでないのでなんとも言えないけど、モンタージュで民衆の顔を挟むことで、演劇のエキストラから、映画のエキストラは個人になったわけだし、それは共産主義を表現する上でとても大事なことなんじゃないかと思う。そうするとストーリーありきのモンタージュであることはほぼ確実なんじゃないかな…
しかし音楽は完全にストーリーに即しているし、一緒に見たヴェルトフも日常と音楽がシンクロしすぎて逆に気持ち悪くなる。
映画における映像と音楽の関係は映像の方が圧倒的にハイアラーキー(←言いたいだけ)は上だから、音楽が映像に会わせるのは当たり前なんだけど、それについてはやっぱりゴダールの音楽の使い方は革新的なんだね。
一度ゴダールをみたら、他の映画の使い方が気になって仕方なくなるほど特徴的な使い方。
『はなればなれに』
『ウィークエンド』
このシーン見た時、みなみ会館のオールナイト上映だったので眠かったんだけど、ものすごいかっこよくてびっくりした。しかも他のシーンがうるさくて仕方ないからね。銃声音とか、カークラッシュとか。
まあエイゼンシュテインがくっそまじめにやってることとゴダールがふざけまくってやってることの意味は全然違うのだけど。
どうでもいいけど昨日見たアリスインワンダーランドは音楽がひどすぎた。完全なファンタジー。音楽を担当してるのは『シザーハンズ』とか、『ビッグフィッシュ』の時と同じDanny Elfmanなのに。シザーハンズの方はサントラ持ってるぐらい好きなんだけどな。私が大人になってしまっただけなんだろうか。というよりも結局アリスインワンダーランドは舞台が19世紀だし、もとから非現実だけど、シザーハンズとかビッグフィッシュは舞台は現代だから音楽があれぐらいファンタジーな方が美しくていいんだろうな。
美芸行けばよかったかな…とか思ってしまった。自力で一本ずつ見るのもいいんだけど、やっぱり授業でまとめてみせてもらえるとありがたい。秋はもぐりにいこう。
まあyoutubeで探せばおちてるのだけどね。
はじめてのエイゼンシュテインが凄すぎて凄い。85年前とか時代とかもうどうでもいい。
見るまで”当時としては”革新的、なのかなあと思っていたけど、今でもすごい。すごすぎる。完全に圧倒されました。
先生はストーリーは陳腐だし、感情移入の余地もないので無視して下さいと言っていたけれど、それじゃエイゼンシュテインの意図は伝わらないんじゃないかなあ。
エイゼンシュテインの本は全く読んでないのでなんとも言えないけど、モンタージュで民衆の顔を挟むことで、演劇のエキストラから、映画のエキストラは個人になったわけだし、それは共産主義を表現する上でとても大事なことなんじゃないかと思う。そうするとストーリーありきのモンタージュであることはほぼ確実なんじゃないかな…
しかし音楽は完全にストーリーに即しているし、一緒に見たヴェルトフも日常と音楽がシンクロしすぎて逆に気持ち悪くなる。
映画における映像と音楽の関係は映像の方が圧倒的にハイアラーキー(←言いたいだけ)は上だから、音楽が映像に会わせるのは当たり前なんだけど、それについてはやっぱりゴダールの音楽の使い方は革新的なんだね。
一度ゴダールをみたら、他の映画の使い方が気になって仕方なくなるほど特徴的な使い方。
『はなればなれに』
『ウィークエンド』
このシーン見た時、みなみ会館のオールナイト上映だったので眠かったんだけど、ものすごいかっこよくてびっくりした。しかも他のシーンがうるさくて仕方ないからね。銃声音とか、カークラッシュとか。
まあエイゼンシュテインがくっそまじめにやってることとゴダールがふざけまくってやってることの意味は全然違うのだけど。
どうでもいいけど昨日見たアリスインワンダーランドは音楽がひどすぎた。完全なファンタジー。音楽を担当してるのは『シザーハンズ』とか、『ビッグフィッシュ』の時と同じDanny Elfmanなのに。シザーハンズの方はサントラ持ってるぐらい好きなんだけどな。私が大人になってしまっただけなんだろうか。というよりも結局アリスインワンダーランドは舞台が19世紀だし、もとから非現実だけど、シザーハンズとかビッグフィッシュは舞台は現代だから音楽があれぐらいファンタジーな方が美しくていいんだろうな。
美芸行けばよかったかな…とか思ってしまった。自力で一本ずつ見るのもいいんだけど、やっぱり授業でまとめてみせてもらえるとありがたい。秋はもぐりにいこう。
まあyoutubeで探せばおちてるのだけどね。
2010年9月6日月曜日
poraroid
ものを買ったときに説明書を読むという習慣はどんどんなくなりつつあるのかと思いますが、(iphone とかそもそも説明書と呼べるようなものがほとんどない)機械がどんどん複雑化していくのに、私たちが知ることのできる情報はどんどん少なくなっているのかなあ。
eamsによるポラロイドSX-70のプロモーション映像。英語なので、あんましよく理解できないんだけど、ポラロイドの使い方にとどまらずにその成り立ちが美しい映像で説明されてるのが凄い。 印刷された後のフィルムにインクが溶け出していく様子が特に。
去年ヤフオクで落とした8mmの説明書にも似たような雰囲気、あります。
複雑だから説明できない、で終わらせずにもうちょっと機械の説明をしてくれてもいいのになあーと思います。理解できるかどうかはおいておいて。
アップルがmacintoshを発表した1984年の時点では誰もが専門的な機械を操れるようになるのだと夢をみれたのに、結局その一部分しか私たちにはいじることができないんじゃないかなあとか思ってしまう。
2010年9月4日土曜日
東光園
泊まったのは 菊竹清訓設計の東公園。ずいぶんと古いホテルではあったのだけど、かなりおもしろい建物だった。
二段ピロティとかいって、四階がまるまるピロティになっている。 鳥居の構造を参考にして、二階三階は吊り構造なんだそうです。(不確か)
ロビーから乗ったエレベーターを下りると屋外!!な四階。
一番上の天台というダイニングからは海と大山が一望できて、びっくりでした。お部屋からは海は見えなかったけど。
といいつつ写真がない…
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architecture
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