2015年4月18日土曜日

最近聞いたこと

既視感についての記事を書きたいと思っているのですが、
そのまえに最近わりと新譜を聞いているので記録。新譜ともいえないか。


Mind Fair / Mind Fair

事務所のスピーカーで聞いているとそれほどでもないけれど、イヤフォンで聞いているとオーガニック感がたまらない。

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Jessica Pratt / Greycedes

ザ・アシッド・フォーク。今年はアシッド・フォークをたくさん(できればキャンプで)聴きたい。

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Young Fathers / Shame

良い。悪そうな白人と黒人二人のエジンバラのグループで今年のマーキュリー・プライズだったらしい。
ヒップホップもやるけど、下のなんかは、クラウトロックっぽくもある。


Young Fathers / Rain or Shine

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JAM CITY / The courts

久しぶりに暗いイギリス感たっぷりで、かつ踊れる。
ジャック・レイサムのビジュアルとDJもとてもいい。

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Gazelle Twin / Exorcise

夜中聞いていると少し頭がおかしくなる。

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The Body / Hail to three, everlasting Pain

暗い。暗くてとてもいい。アルバムタイトルが"I Shall Die Here"。

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こうやってみるととても暗いので、ごきげんなやつを。


Pool Side / Harvest Moon

ヘヴンリーです。


2015年1月31日土曜日

なしょなりずむ

物心ついた時から、ニッポンガンバレ!と思ったことがない。オリンピックでもワールドカップでも、それぞれの国を見るのが楽しいし、応援するのは選手個人単位だった。
同じ日本人として恥ずかしいと思ったことがない。「人として」とか「人格を疑う」とかは多々あれど、「日本の誇り」「日本の恥」はない。ので、ずっと私は人類みな平等、ラヴ・アンド・ピースな人間なのだと思っていた。

のですが、日本を京都と交換すると話は全然違う。

サンガの試合なんてちゃんと見たことないけど、「京都だから」ガンバレ!だし、京セラ、ワコール、ニンテンドー!だし、フェンシングの太田選手は京都の人なので応援していた。「あの人はしょうもないから京都人じゃない」とか平気で思うし、京都人として恥ずかしいことはしないようにしよう、と考えている。「日本人は〜〜」といって馬鹿にされても、「ええ、ええ、そういうところありますよね」ぐらいだし、「東京はごみごみしていてあんなところ大嫌い」という映画(『フランシス・ハ』)をみたらむしろ同調する。だけど「京都は田舎」と言われたら、自分のことを馬鹿にされるよりも何よりも腹が立つ。一生恨む。

これはある意味でナショナリズムなのではないか。漠然とした「国」という単位には、あまり愛着が湧かないけれど、範囲がはっきりしていて、自分で良いところ、悪いところを説明できる「京都」に対してとても強い気持ちを持っている。これはどっから来ているのかというと、まずは、京都が本当にいいところだから、と胸を張って言いたいのと、あとは周りの環境のせいもある。愛国心を持たせる教育なんてしたって、強制的に芽生えさせることのできるものじゃないと信じたいところだけど、小学校のころから、この通りで一番古い店を探そうだの、通りの名前を覚えましょうだの、日本史で出てくるここは、現在の○○ですよ、などと言われていたから、あたりまえに京都が一番と思うようになっているんじゃあなかろうか。そう思うと恐い。
ずっとそのなかにいると、どんどん排他的になってしまう気もするので、外に出てよかったのだと自分に言い聞かせる毎日です。

はあ、京都帰りたいわあ。